【Apex】PADのストレイフが削除!joy to key終了のお知らせ
Apexは、2/1に実施したアップデートによって、コントローラーでの操作時にストレイフができないように変更が加えられました!
規制の対象となったソフトウェアに関する情報や、規制に至るまでの過程、そもそもjoytokeyやREWASDとは何だったのかなど、詳細をまとめていきます。
PADのストレイフを削除
下記は、Respawn(Apex運営)のTwitter公式アカウントが2/1に発信したツイートの内容を翻訳して引用したものになります。
ツイート内容の和訳 |
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プレイヤーの皆さん、気をつけてください。 私たちはApexのゲームの競技的完全性をより良く保護するために、Apexにいくつかの変更をロールアウトしてきました。 コントローラーでの自動ストレイフを削除する変更を加えており、ゲーム中に(※)+execコマンドでcfgファイルを連鎖させないようにする変更も加えます。 言い換えれば、ゲーム内で通常可能な範囲よりも大きな動きを可能にするいくつかのコンフィグを使用する機能を無効にします。 明確にしておきたいのは、他のApexプレイヤーとの競争力を高めるために、ゲームの仕組みを自動化するサードパーティ製のツール、ハードウェア、ファームウェア、またはソフトウェアを使用し、ゲームメカニクスを自動化することは不正行為とみなされ、容認できないということです。 そのため、我々は潜在的な悪用の可能性を引き続き調査し、必要に応じてさらなる措置を取り続けます。 |
簡単にまとめると、
- PAD使用時にストレイフが出来ないように変更した。 - マクロでコンフィグファイルを連鎖させないようにした。 - 外部のソフトウェアなどでプレイヤーの技術やスキルを自動化するのは不正行為だ。 - 引き続きソフトウェアなどの悪用を調査し、対処していく。
ということです。
(※)+execコマンドでcfgファイルを連鎖させないようにする変更
・execコマンド
→指定されたコマンドを実行すること。要約するとマクロ。
・cfgファイル
→コンフィグ、ソフトウェアの動作が記録されたファイルのこと。
つまり、事前に割り当てておいたマクロ等で、8の字タップストレイフのような高度なキャラコンができなくなるように変更したということです。
そもそも外部ソフトウェアってなに?
外部ソフトウェアの例① | 外部ソフトウェアの例② |
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ソフトウェアとしては、「joy to key」や「REWARD」、外刺し系としては「XIM」などが有名です。
普及防止のため詳細は省きますが、これらのソフトウェアを使うことで、本来は出来ないはずのPADでのストレイフや、事前に割り当てたマクロによるキャラコン、キーマウ操作にエイムアシストをつけることが可能になります。
もちろんこれらは、ゲームの競技性や公平性が著しく損なわれる要素で、ハードウェアチートとも言われています。
キーマウでの操作には影響しない
今回規制されたのは、コントローラーを繋いでいる際にソフトウェアを検知して無効化するプログラムのようなので、普通のキーマウで操作している時にストレイフができなくなるというようなことはないでしょう。
実際に射撃訓練場で試してきましたが、基本的なストレイフなどのキャラコンは一通り問題なくできました。
ようやく公式から声明が出された
PADでもストレイフができるようになるツールの「joy to key」や「REWARD」、「コンバーター」に関する話題は、今に始まったことではありません。
非常に長い間放置されていた問題であり、公式の規約にも記載されていない問題であったため、グレーとされていたところもありました。
個人的にも気になったので、運営に問い合わせメールを送ったこともありましたが、欲しい回答は得られず、「お答えできない」と濁される形にされていました。
しかし、ついに公式から声明が出され、こういったソフトウェアを用いて、プレイヤーの技術面を補強することは不正であることが明確にされました。
そしてすでに、これらのソフトウェアを使ったPADによるストレイフは出来なくなっています。
SteamPADも規制対象
Steam入力を利用して、PADでストレイフを可能にする方法も今回の規制対象となっています。
Steamのコントローラー用モードである「Big picture」内で、ストレイフができるようになるレイアウトが共有されるまでになっていましたが、これらは全て現在使用することができません。
今後は垢BANの可能性も
ソフトウェアを使ったプレイは明確に不正行為であると公式から発表されました。
オートエイムのような一目見て分かるチートとは違って、ソフトウェア系はユーザーから通報が入る可能性も低く、見つけるのが困難であったため、野放しにされていた側面もあったと思います。
現在はソフトウェアを使ってプレイをしても、そもそもゲーム内で適用されないようになっていますが、今後もしこのようなソフトウェアを使ったプレイヤーが発見された場合は、__アカウントがBAN__される可能性も出てきました。
実は規制の兆しがあった
X_NekoMaru3氏のツイートより引用
実はこういった外部ソフトウェアが規制される兆しはちょっと前からありました。
少し前からソフトウェア型のコンバーターを使ってApexをプレイしようとすると、ソフトウェアが検知されてApexから弾かれるようになっていたようです。
また、別ゲーではありますが、同じFPSの「The finals」で、いち早くこういったソフトウェアに対する規制が入り、ゲーム内でソフトウェアが検知されると、__PADのエイムアシストがかからなくなるというアップデート__が加えられていました。
The finalsはApexの運営会社「EA」の元副社長であるPatrick Soderlund氏が設立した新スタジオ「Embark Studios」で開発されたゲームなので、Apexの運営と繋がりが合ってもおかしくはなく、そういった外部のソフトウェアを検知する技術の提供があった可能性はあるでしょう。
不正な情報商材は買わないように
Twitterでは、noteなどの有料記事サイトを通じて、Apexの「joy to key」や「REWARD」を使った設定方法を解説し、それを売って商売にしている人が散見できます。
そして、現在は規制が入ったので、今後は「ソフトウェア検知をすり抜ける方法」などといった題材の情報商材が蔓延することが容易に想像できます。
これらに添付されている動画などは、__まだソフトウェアが使えていた頃に撮影したものである可能性が高く、__実際は購入してもソフトウェアを使えない可能性や、使えたとしても__今後検知されてBANされる__可能性もあります。
Twitterでそのような不正行為系情報商材を発見しても__絶対に購入しない__ようにしましょう。
これからの規制にも期待できる
ようやくではありましたが、外部ソフトウェアを使ったプレイが検知されるようになり、既にゲームで使用できなくなったため、ゲームの公平性が保たれました。
今後も、何かしらの抜け道を使って、こういった不正行為を働くプレイヤーが出てくる可能性は十分ありますが、既に声明が出されている通り、”必要な措置を取り続ける”とのことなので、見つかり次第対応されることでしょう。
合わせてチートの対策に関しても強化していただきたいですね。
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ゲームホリック編集部
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